SaaS(Software as a Service)てなに?(超シンプル版)

お役立ち情報

1.SaaSとは?

SaaSとは、Software as a Service(サービスとしてのソフトウェア)の略称です。企業や個人が自らのビジネスに必要なソフトウェアを、インターネット経由でサービス提供者が運用・管理しているサービスのことを指します。
SaaSの利用により、個人や企業は自社開発のソフトウェアを導入する必要がなく、ユーザー数や利用頻度に合わせて柔軟に利用料を支払えるため、コスト削減にもつながります。
SaaSがビジネスに適した理由は、導入コストが低いだけでなく、セキュリティ面でも優れているからです。SaaS提供サービスには、堅牢なセキュリティ策が施されているため、外部からの攻撃や情報漏洩などのリスクから企業を守ることができます。
また、SaaSは利用が容易であるため、業務効率化にも貢献しています。導入や保守にかかる負荷が少なく、データの管理やバックアップなどもサーバー管理業者が行っているため、企業自身が行う必要がありません。

2.SaaSのメリット

SaaSのメリットは、SaaSは、ユーザーが自分のPCにソフトウェアをインストールする必要がなく、オンライン上で利用することができるため、利便性が高く、維持管理費用も削減できます。
また、SaaSにおけるソフトウェアの利用は、月額ベースであるため、企業や個人が必要な機能に応じてコストを調整できます。また、ソフトウェアアップデートやセキュリティ対策などの更新作業をサービスプロバイダが行ってくれるため、ユーザーはソフトウェアの最新バージョンを常に使用することができ、セキュリティ上のリスクも低減されます。
さらに、SaaSは、利用者がアクセスするソフトウェアがクラウド上にあるため、場所を問わず利用することができ、複数のユーザーが同時に利用できます。そのため、リアルタイムでの情報共有や、リモートワークなどの柔軟な働き方が実現できます。
しかしながら、SaaSにはいくつかの課題もあります。例えば、インターネット接続が必須であること、サービスプロバイダによってはデータ保護に関して不安があること、カスタマイズが難しいことなどが挙げられます。そのため、ユーザーが利用する際には、利用者側の要望に合わせてサービスプロバイダと細かな契約内容を話し合う必要があります。
それでも、SaaSは、企業や個人にとって非常に有益なシステムであり、今後ますます重要な役割を担うことが予想されます。

3.SaaSの種類

SaaSには、ビジネスに必要な様々なソフトウェアが提供されています。例えば、ビジネス基盤ソフトウェア、経理・財務ソフトウェア、営業支援ソフトウェア、人事・労務ソフトウェアなどがあります。専用ソフトウェアを1つずつ購入することで、大きなコストをかける必要があったものが、SaaSであれば必要なときに必要な分だけ利用できるためコスト削減にもつながります。
例えば、代表的なものでいうと
・Microsoft365
・freee
・Gmail
・Slack
・・・など、みなさんがよくお使いのアプリもSaaSです。

SaaSは、今後ますますビジネスでの利用が広がっていくことが予想されます。

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